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2012年1月24日 (火)

錦織圭くんのツォンガ戦を観ました!テニスが変わってきたと僕は思いました!

ツォンガという選手は、現在世界ランク6位。一方、錦織圭くんは、20位台ですので番狂わせであることには変わりないのですが、ツォンガにAceを10本とられても(圭くんは確かゼロ)、ストロークでWinnerを多少余計にとられても、軸のぶれない圭君に対して、ツォンガは相変わらずの軸ブレでチャンスボールをUnforced Error(UFE)でPointを失っていました。UFEの数が圭くんの2倍以上、4セット目を終えて、圭くんが25本、ソンガが53-4本でありました。

今回の日本行で、行も帰りも同じ映画を観ました。機内で映画を観ることはほとんどないのですが、「マネーボール」は観たい映画と思っていたからです。帰りもまた同じ映画を観ました。現在でもAthleticsのGMであるビリー・ビーンがクリーブランドインディアンズから引き抜いたイェール大卒のピーター、現実にはハーバード大出のポールという名前なのですが、まあそんなことはどうでもよいのですが、sabermetrics(確率論的な手法)を用いて、2002年のシーズンで下から3番目に給料の安い、AthleticsをAmerican League新記録の20連勝を成し遂げ、ALシリーズ決勝まで連れて行くという快挙を成し遂げたという実話をベースにした映画です。20連勝を成し遂げたゲームは、4回までにA'sが11点をリードして楽勝かと思いきや、11点をロイヤルズに返されて、同点で迎えた9回裏、もともとフォアボールを高い確率で選ぶ選手という確率を買われて採用された選手が、さよならホームランを放つという劇的な勝利を挙げるというこれも実話です。

ちょうど観たこの映画と、圭くんの試合が重なって見えたのは、圭くんは守ってばかりではなかったこと、サーブで全く無理をしなかったが、リターンエースを喰らわない工夫をしていたこと、スピードの変化をつけたことなどの工夫を明らかにしていました。しかし、2セットオールで、4セットの間にお互いに取ったゲーム数も同じ15ゲームずつという拮抗した試合で、最後のセットを取った圭くんは、「確率」のテニスをしていました。ツォンガを左右に振れば、軸のブレが大きくなりミスが出るということを、前哨戦の勝利(先々週)で確実につかんでいたのでしょう。落ち着き払っているのは、第1セットを力で押し切られて2-6で落としても、圭くんの方だったのが、第2セット、第3セットを見事に取り返して王手をかけたのは、圭くんでした。第4セットを取られて追いつかれても、先に落ち着きを取り戻したのは圭くんの方でした。第4セットは、明らかに疲れと暑さで集中力が途切れていたのですが、見事な立て直しを圭くんは見せてくれました。

手元で1センチ狂えば、相手のベースライン付近では、30-50センチ狂いが生じるのがテニスなのです。なんでもラインを狙いに行くのではなく、1メートルから50センチ内側をTargetにボールをコートのどこからでも散らせる圭くんは、巨体でシーズンがいきなり違う南半球に数週間前に来たばかりのツォンガの体力を消耗させる作戦を、有効に実行していったのではないでしょうか?スーパーショットは、ミスしないテニスからしか生まれないのです。スーパーショットが3割入ってみても、試合には勝てないのです。10センチラインの外にでたら、どんなに強く打った球も全部単なるアウトで、ポイントを失うのがテニスという競技なのです。

そんなことが圭くんにもツアーをずっと戦って身に染みてきたのではないでしょうか?テニスが変わってきたと思います。世界ランキング6位のツォンガを2度連続で下したことが、これを証明していると思います。

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