サントラムの急浮上は本物か?
ギングリッジが力を入れなかった、コロラド、ミズーリー、ミネソタ3州の予備選挙と党員集会で、サントラムがロムニーを破ったのは、ほぼ妥当な結果という受け取り方をされているようです。
という意味で、サントラムが急「再」浮上して、これまで、予備選挙か党員集会が終了した8州の4つ目を制したことは、「サントラムが強い!」ことを意味するのではなく、「ロムニーが保守の票をやっぱり結集できない。。。」ということを証明したことになります。
ポール候補は、未だに、どこも制していませんが、今週結論が出るメイン州(東海岸の一番北端に位置する州)の党員集会で、一位を得るのではないかと期待しているようです。他の誰よりもメイン州には注力しているポール候補ですので、これが取れなかった場合は、かなりのダメージになりそうです。
しかしながら、直ぐに降りることができないのは、本当の意味の保守、アメリカがある意味モンロー主義的な孤立主義に戻ることを標榜している程に、海外の米軍を国内に戻して、産業を創出しよう、消費を生み出そう、他国を潤すことはないという主張は、彼が、ヒョイっと降りてしまっては消え去ってしまうからです。また、先頭を走っているロムニーにミネソタで勝って、2位に入ったことも強気の演説を続かせています。
ロムニーはへこたれているかというとそうでもないのが演説からも分かります。「オバマを負かせるのは俺」という基本は変わりません。もちろん、「保守、保守!」と言うサントラムやポールとは、やはりトーンが違っています。しかし、ギングリッジが参戦しなかった州で、自分に票が来なかった事実は、間違いなく胸に突き刺さったはずです。
ロムニーとギングリッジを軸に進んでいくのは間違いないと思うのですが、コロラドでロムニーが首位を奪えなかったことは、後から効いてくる可能性があります。ネバダやアイダホほどのモルモン教州ではありませんが、コロラド州は、モルモン教徒が多い州でありました。そこでの負けは、ロムニーに重くのしかかって来るのではないでしょうか?
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