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2012年5月 6日 (日)

原発の「火」が「一時的に?」消えた日本

枝野さんの「一時的」発言は、「再開ありき」で物事を推し進めようとする政府の意向を、図らずも明確に代弁しましたが、「一時的」な日々が、今日から(昨日からですか?)始まりました。さあ、「一時(ひととき)」とは、どんな長さになるのか?注目ですね。

原発再開の議論は、「地元」の理解というぼんやりした枠組みの「地元」という合議体が、賛成することが条件なのだそうですが、どこが「地元」か?大飯町は、間違いなく地元なのでしょうが、それだけではなく、近隣の町村も入るのか?福井県全体なのか?「いや、30キロ圏は、我々の一部も含まれる!」と言い始めた滋賀県、京都府も「地元」?いや、水瓶の琵琶湖を汚染される恐れのある大阪府も含まれるという説や、関西広域連合全体が地元であるという、橋本説!?関電が電力を供給する先は全部地元!という方まで、、、、。いやはや、「地元」すら決まらない現状で、、、再稼働は、当面ないのではないでしょうか?

原発が活断層の上に立地していたとか、福島原発と同型の旧式原発が20基近く存在する日本、ほとんどすべてが海岸線に立地する日本。。。たくさんの原発を抱えるフランスは、ほとんど地震がありませんし、津波も考えられません、それほど多くの原発が海岸線に立地していません。多くは、セーヌ、ローヌ、ロワール、ガロンヌなどの川沿いに立地しています。原発を作って、原子力の平和利用と言いながら、核兵器への変換の可能性を持つことで、冷戦時代の日本のプレゼンスを高めるという選択肢が必要だった時代は終わったのではないでしょうか?日本は、もう十分はプルトニウムを備蓄しています。再利用を図るプルサーマルや、高速増殖炉もんじゅも使い物にならないことが分かった今、原子力発電施設は、歴史的使命を終えて、残念ながら、不良債権化しているのです。

日本の各地に随分長い間使っていなかった火力発電所があります。これをすべて使おうとすると燃料費が嵩んで、発電原価が上がります。しかし、全原発がほぼ停止した状態になった昨年3月11日以降の2011年会計年度末の、3月決算(2012年3月末決算)で、原発のない沖縄電力と原発依存度の低い中国電力は黒字を出しました。

燃料費は、同様に経営を圧迫したはずなのにこの二つは立派に黒字を出した。。。なぜでしょうか?

原発は今やあるだけで、止めておいても、膨大なお金を食う、金食い虫だということが白日の下にさらされたのです。使わないでおいておくだけで金がかかる。廃炉にするにも金がかかり、政府も原発交付金を80%の稼働率水準で交付する(稼働率0%でも)と、最近発表しました。毎年、数千億円を原発所在地の自治体に支給します。

100%安全があり得ない!という事実が明らかになった今。地震国日本で、この危険な事業を継続する意味が本当にあるのでしょうか?

先ほど東部のニュージャージー州から帰ってきました。

11この州は、ほとんどすべての街灯が、太陽光パネルで電力を供給しています。町中がこんな風景になっている州です。この効果でどれだけの節電になったかは知りませんが、Solar Panelの産業も出来て、一定の経済効果はあったはずです。

地震国・火山国の日本なら、地熱を発電に使えばよかったのですし、海に囲まれている日本は潮位差発電、潮流発電も使えます。国土が狭く急峻な山が多く、河川の流れが速い日本は、これもエネルギーとして使えます。。。火力で、揚水発電で、水力で、地熱で、こうした現有の発電ソースで頑張っている間に、原発交付金を支払うくらいなら、太陽光パネル補助金で、7-8割の設置費用を負担して(1軒当たり100万円として)50万戸の家屋にパネルをつけると、大都市圏の約1000万戸の家々屋根が、20年ですべて発電施設に変わることになります。

関西電力の電力不足説も疑わしいです。この仮説は、「すべてを自社供給した場合」という但し書きが隠されています。幸いにして、関電は、中部、北陸、中国、四国、九州の5電力から電力融通を受けることが出来ます。つまり、6電力のトータルで、本当に不足するのか?これを考えないと、関電のウソに騙されることになります。

今度、第二の福島が起きた場合、日本と言う国の信用は、世界中から消え去り、日本の技術への信用も急速に失われるでしょう。大きな見地から、答えを出さなければいけない問題なのです。

「地元」は、実は、「日本」全体なのです。

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